講師としての活動

落語家としての活動の他に、これまで1000回以上にも及ぶ少年院での慰問活動を行っている。少年院慰問のきっかけは、妻の実家のある沖縄県の「沖縄少年院」を訪れたのが始まりでした。

師匠が長く慰問を続ける理由は、

「少年院に行くのが、ただ楽しみである。一時でもよいから、少年たちに腹の底から笑ってもらい、明るい気分になって欲しいから」

非行に走る子どもたちには、非行に走るきっかけがあり、そのきっかけを周りの大人たち、とくに親が作り出していることが少なくありません。

現代の親は、子どもを怒るのがうまいけれど、叱るのは下手です。怒ることと叱ることは違います。

怒るとは、自分に不都合を生じさせた相手に対し、怒りをぶつけるだけです。たとえば、学校から呼び出されたりしたときに、「親に恥をかかせやがって」などと自分の気持ちを保護するために怒りをぶつけます。

かたや叱るとは、愛情を持って過ちを正してあげること。子どもがこちらの言葉をどのように受け止めるか想像した上で、子どもを正しい方向に導いてやることが「叱る」ということです。

講演会では、長年にわたり少年院等への慰問・面接の経験と、活動の現場で知った非行児童の心の声をもとに、親や教師のあるべき姿についてお話します。

いのち・絆・家族、子どもの人権、家庭教育、青少年育成をテーマにした講演会、教職員研修などを実施。

受賞歴

社会貢献賞(2006年)  公益財団法人  社会貢献支援財団 ホームページ

落語家七代目桂才賀として活躍する一方、20年にわたり少年院篤志面接委員として全国の少年院を訪問して少年達と本音の話し合いを続けるほか、PTA、自衛隊、刑務所等での講演や慰問活動を行うなどボランティア活動に力を注いでいる。
推薦者:社会貢献支援財団 事務局

社会貢献支援財団ホームページより

法務大臣賞(2009年)

主な講演テーマ

  • 子どもを叱れない大人たちへ
  • 子供との接し方
  • 桂才賀の交通安全講座

講演に対するお客様の声

  • 叱ると怒るの違いを教えてもらい自分自身がいつも怒っている事に気付きました。叱ることばには愛情がある。叱られているか、怒られているか、子供が一番わかっている。普段の叱り方を改め、まず冷静さを取り戻すことからやってみようと思う。なにげに言っている事でも子供たちには心に届いてる言葉がいっぱいあると思った。
  • 落語家ならではの話術と笑いで飽きずに聞くことができました。「20歳までは親の責任」、その重大さに改めて気付きました。子どもたちにも聞かせたいお話でした。

講演実績

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